テロ対策工事で重機宙づり 東電の柏崎刈羽原発

新潟県の東京電力柏崎刈羽原発7号機の屋外で、テロ対策工事中に宙づりになった重機=9日午後(東京電力提供)

 東京電力は9日、柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策施設の工事中に、クレーンで移動させていた重機がバランスを崩し、逆さまの状態で宙づりになるトラブルがあったと発表した。放射性物質の漏えいはなく、けが人もいない。東電が経緯や原因を調べている。

 東電によると、トラブルは午前11時40分ごろ発生。現場は7号機の原子炉建屋の東側で、テロ攻撃や重大事故の際に原子炉を遠隔操作する「特定重大事故等対処施設」を設置するための準備工事をしていた。協力企業の社員4人が作業に従事していた。

 重機から軽油約20リットルが漏れたため、地元消防に連絡したという。


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