与那国への航海成功「運も味方」 チームが記者会見

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実験航海を終えて記者会見する国立科学博物館のチームのメンバー=9日午後、沖縄県与那国町

 約3万年前、日本人の祖先が台湾からどのように海を越えてきたかを探る実験航海を成功させた国立科学博物館の海部陽介人類史研究グループ長らのチームが9日、到着地の沖縄県・与那国島で記者会見した。海部さんは「こぎ舟で海を渡れることが分かったのは成果だが、今回の成功は(休憩中に黒潮が島のほうに運んでくれるなど)運も味方した」と話した。

 コンパスや地図を持参しないなど、なるべく当時の技術だけで行う方針だったが、今回は丸木舟の保管スペースが小さく、伴走船から食料や水を補給せざるを得なかったという。海部さんは「研究者側が仮定した(舟の)モデルが違ったのかも」と推測した。