東海再処理施設を英専門家が視察 廃止措置に助言も

東海再処理施設の分離精製工場を視察するスチュアート・レイサム氏(右)=9日午前、茨城県東海村

 日本原子力研究開発機構は9日、廃止措置を進めている茨城県東海村の東海再処理施設で、技術検討会議を開いた。原発の使用済み核燃料から、燃料に再利用できるプルトニウムなどを取り出す再処理施設の廃止措置は国内初で、今回の検討会議には再処理施設の廃止で先行する英国の専門家を招き、視察を行った。

 検討会議は11日まで。最終日には、放射性物質で汚染された容器や配管の洗浄方法など技術的な助言を求めるほか、長期にわたる廃止措置を担う人材確保の手段や費用削減などについても聞く。


  • LINEで送る