呼吸器患者ら避難2割未満 北海道地震、電源確保懸念

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 昨年9月の北海道地震で、慢性的な呼吸不全のため「在宅酸素療法(HOT)」で酸素を吸入したり、人工呼吸器を利用したりする患者ら約1300人を対象に札幌市が行ったアンケートで、避難行動を取ったのは回答者の2割未満だったことが7日、市への取材で分かった。全域停電によるエレベーターの停止や、避難先での電源確保への懸念などが理由だった。

 患者らは避難に伴う移動が比較的難しく、電源確保が生命の危険に直結しかねない。電源がある避難先の未整備や情報不足、避難時のサポート態勢の不備で、自宅にとどまる以外の選択肢を取りにくい実態が浮き彫りになった。