貴景勝、出場の結論持ち越し 休場勧める親方に「出させて」

千賀ノ浦部屋宿舎を無言で出る大関貴景勝=4日、名古屋市

 右膝に不安を抱えて大相撲名古屋場所(7日初日・ドルフィンズアリーナ)に向けた動向が注目される大関貴景勝が4日、名古屋市北区の千賀ノ浦部屋で師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)と出場の可否について協議したが、結論を持ち越した。出場を望む貴景勝に対し、親方が休場を勧めている。

 親方は協議開始から約4時間半後、「私は万全じゃないし休場しろと言っているが、本人は『出させてください。お願いします』という話だ。途中休場したらファンをがっかりさせる」と複雑な表情で話した。休場の場合は全休させる意向を示した。かど番の貴景勝は負け越せば関脇に転落する。


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