汚染処理水の保管量修正、福島 実際は2千トン減

東京電力福島第1原発の(左から)5、6号機=2018年2月21日

 東京電力は27日、福島第1原発(廃炉作業中)で発生する放射性物質を含む高濃度汚染水を浄化処理した水(処理水)の保管量について、正確に算出した結果、従来公表していたより約2200トン少ない103万2千トン(5月23日時点)と修正した。

 全体で約970基ある貯蔵タンクのうち約800基で算出方法を誤り、実際より多い保管量を公表していた。保管量は変わらないため、タンクの数を減らすことはできない。第1原発敷地内ではタンクの設置場所が足りなくなりつつある。

 東電は週1回、処理水や汚染水の保管量を公表している。変更は7月16日公表分から反映する。


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