埼玉・上尾市議会議長が辞任 元市長所有地、公費で工事

 埼玉県上尾市が、新井弘治元市長の所有地の工事費を公費で負担していた問題で、工事を市に要請し、自身の息子が代表を務める業者に発注させていた小林守利市議会議長が27日、議長を辞任した。議会事務局によると、同日朝、副議長宛てに辞職願を提出。議会が全会一致で同意した。理由は「一身上の都合」としている。議員辞職はしていない。

 市は、新井元市長と小林氏の要請で、元市長の所有地にあるブロック塀などの工事費約693万円を公費で負担。課長決裁で実施できる少額の随意契約にするため、工事を98万〜99万円程度の7件に分けた上で、小林氏の息子が代表の業者に発注していた。


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