公明、9条改憲に消極姿勢 参院選公約、議員歳費10%削減

参院選公約を発表する公明党の山口代表=26日午後、国会

 公明党は26日、参院選公約を発表した。自民党が掲げる憲法9条への自衛隊明記案には「今後、慎重に議論されるべきだ」と消極姿勢を示した。10月の消費税率10%への引き上げを明記し、軽減税率制度を円滑に実施して「痛税感を和らげる」と強調。国会議員も「身を切る改革」を断行するとして議員歳費10%削減を提起した。

 憲法9条を巡り、自衛隊違憲論を払拭するため、自衛隊明記の意見が「一部にある」と言及。その上で「多くの国民は現在の自衛隊の活動を理解し、支持しており、違憲の存在とは考えていない」と指摘した。


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