JR北、機器撤去が遅れ特急接触 乗客1人けが、北海道豊浦町

 25日午後2時ごろ、北海道豊浦町のJR室蘭線小幌―礼文間で、函館発札幌行き特急スーパー北斗11号(8両編成、乗客約310人)が、線路上からの撤去が遅れた保守作業用の信号発光機(重さ約1キロ)に接触した。直前に運転士が急ブレーキをかけ、車内で転倒した乗客の男性1人がけがをして病院に運ばれた。

 JR北海道によると、列車運行の合間の線路点検で、線路上に信号発光機を設置。点検後に作業責任者が列車見張り員に撤去指示を出そうとしたが、携帯電話がつながらず、見張り員は点検が続いている可能性があると判断。特急の通過時間が迫っていたが、意図的に発光機を置いたままにした。


  • LINEで送る