厚労相、禁止条約の批准明言せず 職場でのハラスメント

 根本匠厚生労働相は25日の記者会見で、国際労働機関(ILO)総会で採択された職場でのハラスメントを全面的に禁止した条約を巡り「国内法制との整合性をさらに検討する必要があると考えている」と述べ、批准するかどうかに関して明言を避けた。

 条約はハラスメントの初の国際基準となり、批准すると国内法の整備が求められる。根本氏は「条約の趣旨を踏まえながら、ハラスメントのない職場づくりに尽力していきたい」と述べた。日本政府は条約に賛成した。


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