富士山3450m地点で通行止め 山梨側の登山道、復旧工事始まる

 富士山頂付近で石積みが崩れて登山道をふさいでいる問題で、山梨県は24日、復旧工事を開始したと発表した。同県側から登山する吉田ルートについて、山開きする7月1日以降も、標高3450mに当たる8合5勺地点から山頂までを通行止めとすることも決めた。「早期復旧を目指すが、時期は見通せない」としている。

 県によると、山頂直下の斜面が幅約13mにわたって崩落した。昨年秋の台風が原因とみられる。残雪の影響で工事の着手が遅れたとしている。

 静岡県側は3ルートあり、いずれも7月10日に開山予定。途中で吉田ルートと合流する須走ルートは、復旧が間に合わなければ、影響を受ける。


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