与党、首相問責案を否決 参院本会議

参院本会議で自身に対する問責決議案が反対多数で否決され、一礼する安倍首相=24日午後

 参院は24日の本会議で、安倍晋三首相に対する問責決議案を与党や日本維新の会などの反対多数で否決した。立憲民主党など野党は衆院への内閣不信任決議案の提出を視野に調整を続行。衆院解散を誘発しかねないと提出に慎重論がある国民民主党は意思統一に向けて党内協議を急ぐ。提出されれば、与党は25日の衆院本会議で否決する方針。26日の国会会期末を控え、夏の参院選をにらんだ攻防が激化した。

 立民、国民などは25日午前に党首会談を開き、内閣不信任案を提出するかどうかについて最終判断する見通しだ。

 国民はこれに先立ち執行役員会を開き、党としての判断を固める方針。


  • LINEで送る