仏の新型原発、再び遅れ 運転開始は22年以降か

 【ブリュッセル共同】フランス原子力安全局(ASN)は20日、フランス電力(EDF)が北西部フラマンビル原発に建設中の新型炉、欧州加圧水型炉(EPR)に関し、問題が見つかった配管の溶接を運転開始前に修理する必要があるとEDFに伝えたと発表した。2020年とみられていた運転開始がまた遅れ、22年以降となる可能性が指摘されている。

 フランス国内初となるフラマンビルのEPRは当初、12年の運転開始を予定していたが、大幅に遅れている。

 EDFは「修理の日程は確定しておらず、今後数週間のうちに計画と費用の見通しを固める」としている。


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