五輪競技場近くで歌舞伎公演 来夏、豊洲で市川猿之助さんら

 東京五輪・パラリンピックが開催される来夏、競技場などに近い東京・豊洲の劇場で歌舞伎俳優市川猿之助さん主演の「スーパー歌舞伎2 ヤマトタケル」を上演すると、TBSと松竹が20日発表した。海外に向け歌舞伎をアピールする。

 演出も手掛ける猿之助さんは記者会見で「世界の人を意識し、視覚に訴えるなど分かりやすい、どなたでも楽しめる作品を作り上げたい」と話した。

 同作は、哲学者の故梅原猛さんが「古事記」を題材に英雄の波乱に満ちた生涯を描いた作品。1986年、三代目猿之助(現市川猿翁)さん主演で初演された。今回、主役は猿之助さんと中村隼人さんが交互に務める。


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