2019年6月20日 11:04 | 無料公開
競売に掛けられた、ゴッホが自殺に使ったとみられる拳銃=14日、パリ(ロイター=共同)
【パリ共同】パリの競売会社ドゥルオは19日、オランダ出身の画家ビンセント・バン・ゴッホ(1853〜90年)が自殺に使ったとみられる拳銃が手数料を含め16万2500ユーロ(約2千万円)で落札されたと発表した。フランスメディアによると、パリで開かれた競売に電話で参加した個人の収集家が入手。名前は明らかにされていない。
「芸術史上最も有名な武器」とも言われる拳銃は当初、4万〜6万ユーロでの落札が見込まれたが、3倍前後の値を付けた。
ドゥルオなどによると、拳銃はゴッホが1890年7月、パリ北方の村の宿屋から借り、自らの胸を撃つのに使ったとみられている。