サウジ皇太子への捜査必要 記者殺害で国連特別報告者

 【ジュネーブ共同】サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件の国際調査を担当する国連のカラマール特別報告者は19日、サウジのムハンマド皇太子の関与をうかがわせる「確かな証拠」があり、皇太子への捜査が必要とする調査結果を公表した。サウジ政府に対し、事件への責任を公式に認め、遺族に謝罪と補償を行うべきだと勧告した。

 調査結果は国連人権理事会に26日に正式に報告され、各国で討議される予定。

 調査結果は「確かな証拠」について具体的に言及していないが、皇太子を含む政府高官への法的責任を示していると強調。国連主導の捜査を行うよう要請した。


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