市民団体、差別抑止の条例と歓迎 川崎市、全国初の「罰則」意向

 川崎市が検討中の差別禁止条例に、全国初となる刑事罰を盛り込む考えを福田紀彦市長が示したことを受け、市民団体「ヘイトスピーチを許さない かわさき市民ネットワーク」は19日、市役所で記者会見し、「差別を抑止する日本一の条例になる」と歓迎した。

 ネットワークは、在日コリアンを差別するヘイトデモや集会が相次いでいるとして、市に罰則付きの条例を求めていた。

 在日コリアンの崔江以子さん(46)は「誰かを罰するためではなく、被害を止めるための罰則だ。差別が罰せられ、言論社会は守られる。私たちが同じ人間だと認められる」と語った。


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