習主席、初訪朝前に寄稿 地域安定へ共に計画作成

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は19日、同国を20〜21日に国賓として初訪問する中国の習近平国家主席の寄稿を掲載した。習氏は、朝鮮半島問題の政治的解決に寄与する考えを強調、金正恩朝鮮労働党委員長と共に「地域の恒久的な安定実現のための遠大な計画を作成する用意がある」と表明した。

 「非核化」に直接言及しなかったが、米朝間の交渉が膠着する核問題に中国が関与を強める姿勢を示したと言えそうだ。

 1面に掲載された寄稿で習氏は、米国などを念頭に北朝鮮以外の関係国とも意思疎通と調整を強化すると強調した。


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