2019年6月18日 23:11 | 無料公開
菅谷文則氏
奈良県立橿原考古学研究所の前所長で考古学者の菅谷文則(すがや・ふみのり)氏が18日午後、奈良県橿原市内の病院で死去した。76歳。奈良県出身。自宅は奈良県宇陀市榛原あかね台1の5の2。
1968年に奈良県教育委員会に採用され、橿原考古学研究所で都城や古墳の発掘に従事。飛鳥京跡の調査では天武・持統朝の飛鳥浄御原宮の遺構の存在を指摘した。2009年から所長を務めたが、体調不良のため今年5月末に退職していた。
北京大に留学し、シルクロード研究でも知られる。滋賀県立大名誉教授。著書に「日本人と鏡」「三蔵法師が行くシルクロード」など。