孤立死「身近」3人に1人 19年版高齢社会白書

 全国の60歳以上を対象にした内閣府の調査で、死亡後に発見される「孤立死」について、3人に1人が「身近に感じる」と回答したことが18日、分かった。地域とのつながりが薄く、見守りなどの支援を必要としている高齢者が多い実態が明らかになった。

 政府は18日、この調査結果を盛り込んだ2019年版高齢社会白書を閣議決定した。

 調査は昨年11〜12月に実施し、全国の60歳以上の男女1870人が回答した。孤立死を身近に感じるかを尋ねたところ「とても感じる」が9・1%、「まあ感じる」が24・9%で計34・0%に上った。「あまり感じない」「全く感じない」は計63・9%。


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