2019年6月17日 15:45 | 無料公開
札幌市議会は17日、議長選出を巡り議長席を9時間以上にわたって占拠し議事進行を妨害したとして、無所属の松浦忠市議(79)に対する懲罰特別委員会を開き、最も重い除名処分が相当と決めた。21日にも開かれる本会議で議員定数の3分の2以上が出席し、4分の3以上が同意すれば、松浦氏は地方自治法の規定により失職する。
松浦氏は統一地方選後初の臨時議会が開かれた5月13日、議長選出までの間は「年長の議員が職務を行う」とする同法の規定で臨時議長を務めた。各議員が適任者に投票する慣例に対し立候補による選出を突然提案。異議を無視し、臨時議長を解任されるまで議長席に居座った。