東京五輪、卓球会場は「紅色」 ボールの見やすさ配慮

リオデジャネイロ五輪の卓球会場。東京五輪の卓球台は同じ「レジュブルー」と呼ばれる色、床面とフェンスが「紅色」になる=2016年8月

 東京五輪の卓球会場(東京体育館)で床面とコートを囲むフェンスの色が「紅色」となることが17日、関係者への取材で分かった。選手が白のボールを見やすいように配慮し、競技会場や町中の装飾などの基本カラーとして定められている日本の伝統色の藍や桜などから、光沢感のないものとして選ばれた。

 卓球では通常の国際大会でフェンスに発光ダイオード(LED)を使用した広告が入る場合があるが、水谷隼(木下グループ)らから、白い球とフェンスの文字が重なって見えにくいなどの声が上がっていた。

 卓球台は2016年リオデジャネイロ五輪と同様に「レジュブルー」と呼ばれる色になる。


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