JDIへの出資決定、再延期 27日まで、実現不透明

東京都港区のオフィスビル内にあるジャパンディスプレイ本社

 経営再建中の中小型液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は17日、最大800億円の出資受け入れについて、中国のファンド「ハーベストグループ」などが機関決定を27日まで再延期すると発表した。延期は3度目。支援予定だった台湾企業1社は見送りを決定し、債務超過寸前のJDI再建に欠かせない資金調達が実現するかどうかは依然不透明だ。

 JDIの17日の発表によると、台湾のタッチパネル大手「TPKホールディング」からは支援離脱の通知を受けた。代わりに香港のファンド「オアシス・マネジメント」が加わる。ハーベストとオアシスが27日までに機関決定する予定という。


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