ロシアで言論の自由求め集会 記者の違法拘束にノー

16日、モスクワ中心部で、多数の警察官が警備する中、言論の自由を求め集会に参加した市民ら(共同)

 【モスクワ共同】ロシアの独立系ニュースサイト「メドゥーザ」のイワン・ゴルノフ記者(36)が警察の嫌疑でっち上げで一時拘束された問題を受け、モスクワ中心部で16日、言論の自由を求める集会が開かれた。主催者のモスクワ記者連盟によると約2千人が参加したが、招待されていたゴルノフ氏は姿を見せなかった。

 同連盟のグセフ代表は集会で、ロシアでは地方を中心に記者活動が脅かされ、当局による違法な拘束が相次いでいると指摘。ソ連が崩壊した1991年以降にロシアで死亡した記者の数は300人以上に上ると紹介し、当局の関与を示唆した。


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