水位低下へ、岡山県で事業着工 西日本豪雨で氾濫の川

岡山県倉敷市で、高梁川と支流である小田川の合流点を付け替える事業の着工式に参加した伊東香織市長(左)ら=16日

 岡山県を流れ、西日本豪雨で氾濫した高梁川と支流である小田川の合流点を付け替える事業の着工式が16日、同県倉敷市で開かれた。豪雨で小田川の堤防が決壊したため、河川の流れをスムーズにして水位低下を図る。2023年度中の完成を予定している。

 国土交通省の大塚高司副大臣ら約180人が参加。伊東香織市長は「治水の抜本的対策である付け替え事業は長年の課題だった。着工は地域の安全安心に向けた大きな一歩となる」と述べた。

 国交省中国地方整備局によると、山を掘削するなどして合流点を約4・6キロ下流に移す。


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