大阪で「政治とカネ」セミナー 政治資金、国民が監視を

大阪市で開かれた「政治とカネ」についてのセミナーで、講演する神戸学院大の上脇博之教授=15日午後

 竹山修身前堺市長の2億円を超える政治資金収支報告書の誤記載など政治資金問題を考える「政治とカネ」についてのセミナーが15日、大阪市で開かれ、神戸学院大の上脇博之教授らが講演し、国民が監視することの重要性を訴えた。

 政治資金収支報告書は、都道府県選挙管理委員会や総務省から公表されるが、上脇教授は「9道県がインターネット上で公開をしていない」と指摘。税金を原資とする政党交付金が、政党や支部に入っていることにも触れ「国民がチェックする仕組みを整備するのが重要だ」と強調した。

 セミナーは、弁護士や学者らでつくる公益財団法人「政治資金センター」が主催した。


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