2019年6月14日 19:33 | 無料公開
菅義偉官房長官は14日の記者会見で、ホルムズ海峡でのタンカー攻撃にイランが関与したと断じたポンペオ米国務長官の発言を巡り、日本として同調するかどうか明言を避けた。「予断を持って発言することは控えたい」と述べ、米国の立場と一線を画した。政府は引き続き事実関係の確認を急ぐ。イランを初訪問したばかりの安倍晋三首相は、米国とイランの間で対応に苦慮しそうだ。
米国の関与を訴えるイラン側の言動も、日本政府は注視している。自らは関わっていないと反論するイラン政府の説明を丁寧に聞き、状況把握に努める。