飛行前ドローン、点検を義務化 改正航空法が成立

改正航空法を可決、成立させた衆院本会議=13日午後

 空撮やインフラ点検などで活用の機会が広がっている小型無人機「ドローン」について、飛行前の点検を義務付け、飲酒後の操縦を禁じる改正航空法が13日、衆院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。

 事故を起こした操縦者の自宅や、ドローンメーカーの事業所などを国が立ち入り検査できる規定も新設。必要以上の騒音を発したり、急降下したりする迷惑行為も禁止する。

 航空会社の飲酒不祥事を受け、パイロットがアルコールや薬物の影響下で航空機を操縦した場合の罰則も強化。従来の「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」から「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」に引き上げる。


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