2019年6月13日 07:25 | 無料公開
12日、パリで開かれたルノーの株主総会で登壇したジャンドミニク・スナール会長(OLIVIER MARTIN―GAMBIER撮影、ルノー提供・共同)
【パリ共同】フランス自動車大手ルノーは12日、パリで株主総会を開いた。ジャンドミニク・スナール会長は企業連合を組む日産自動車の統治改革案を巡り、新たに設置する指名委員会などの人事に不満を表明。自身に加え、ティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)も委員にすることが賛成の条件だとの考えを示した。
白紙となった欧米大手フィアット・クライスラー・オートモービルズとの経営統合計画に関しては「将来は分からない」と述べ交渉再開に含みを持たせた。
ルノーは、日産が25日に開く株主総会で諮る統治改革案への議決を棄権するとの書簡を日産に送付し、両社の緊張が高まっている。