金融庁報告書は「公文書」と認識 老後2千万円問題で菅氏

 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要と試算した金融庁金融審議会の報告書は「公文書」だという認識を示した。「正式な報告書としては受け取らない」とする政府の立場も繰り返したが、公文書管理法に沿った適切な保存が求められることになる。

 菅氏は「公的年金こそが老後の生活設計の柱だ」と重ねて説明し、不安を払拭するために国民への説明に努める姿勢を強調した。


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