2019年6月12日 19:18 | 無料公開
土湯温泉の「御とめ湯り」で「こけし蒸し」を楽しむ女性たち=8日、福島市
こけしになった気分を味わい、サウナでリラックスしませんか―。職人による伝統的なこけし作りが今も続く福島市の土湯温泉で、こけし柄の布を身にまとってスチームサウナを楽しむ「こけし蒸し」のサービスが5月下旬に始まった。
東京電力福島第1原発事故の風評被害もあり客足が減る温泉街を盛り上げようと、温泉業に参入したばかりの地元企業が考案。「こけ女(こけし女子)」の呼び名が生まれるなど「こけしブーム」が静かに広がる中、好評を博している。
土湯温泉にはこけし作りの組合に加入する職人が7人おり、組合によると、7人で年間約8千体を生産している。