2019年6月12日 15:51 | 無料公開
原子力規制委の定例会合=12日午後、東京都港区
原子力規制委員会は12日の定例会合で、テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」が設置期限までに完成していない原発は運転停止を命じると決めたことを巡り、期限日の約1週間前までに完成していない場合に、電力会社に命令を出す方針を決定した。
関西、四国、九州の3電力は、再稼働済みを含む5原発10基で特重施設の完成が遅れると公表しており、期限が最も早いのは九電川内1号機(鹿児島県)の来年3月。来年5月に同2号機、来年8月に関電高浜3号機(福井県)が期限を迎え、時期が迫れば順次停止となる見通し。
未完のまま期限の約6週間前になった時点で、弁明機会を設けることも決めた。