2019年6月10日 16:18 | 無料公開
スマートフォンを手に歩くチマ・チョゴリ姿の女性たち=4月、平壌(共同)
【ソウル共同】韓国政府のシンクタンク、統一研究院は10日までに、携帯電話の普及が進む北朝鮮で2015年に刑法が改正され、国外との「不正」な通信への処罰が強化されたほか、中朝国境地帯で違法な携帯電話の使用を防ぐため検閲や取り締まりが厳しくなっているとの調査報告をまとめた。
北朝鮮脱出住民(脱北者)との面接調査や北朝鮮公式文書の分析の結果として、19年版「北朝鮮人権白書」で指摘した。
白書は、中朝国境地域で携帯電話が脱北や密輸に用いられないよう監視が強化されている状況を、国境に近い両江道恵山市出身の脱北者の証言を基に報告した。