震災語り部、80人が希望 宮城の東京五輪都市ボランティア

 2020年東京五輪のサッカー会場がある宮城県は10日、来場者の誘導や情報提供を担う「都市ボランティア」の応募者のうち約80人が、東日本大震災の経験を伝える語り部を希望していると発表した。

 ボランティアは、応募時に「案内・誘導」や「通訳」など希望する仕事を二つまで選択する。このうち語り部は、JR仙台駅や仙台空港(名取市、岩沼市)に設けたブースで、被災経験や復興状況を説明する役割となっている。

 県によると、都市ボランティアの応募者総数は2020人で、目標の1300人を上回った。9月ごろに研修し、20年3月末までに採用通知を送付する。


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