横綱白鵬、名古屋場所へ稽古再開 右腕回復は「だいぶ前進」

稽古を再開し、四股を踏む白鵬=4日、東京都墨田区

 大相撲夏場所を右上腕負傷で全休した横綱白鵬が4日、東京都墨田区の宮城野部屋で名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)に向けて稽古を再開し「だいぶ前進した。(病院の)先生には順調にきていると言われ、自信になる」と明るい表情で語った。

 四股やてっぽうで入念に体をほぐし、重点的に立ち合いの確認をした。右腕をかばうそぶりはなく、ぶつかり稽古では胸を出した。「このぶつかりが当分できていなかった。問題なかった」と手応えをにじませた。

 夏場所では25歳の朝乃山が初優勝した。自身と同じく右四つが得意で「相撲のスケール、体形が似ている」と好印象を口にした。


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