海のプラごみ50年流出ゼロ目標 政府、G20合意目指す

 世界の海で深刻化するプラスチック汚染を減らすため、政府が28、29日に大阪市で開く20カ国・地域(G20)首脳会合で「2050年に海への流出をゼロにする」との目標への合意を目指す方針であることが1日、分かった。議長国の日本はこの問題を主要議題と位置付けており、首脳会合に先立ち15、16日に長野県軽井沢町で開くエネルギー・環境閣僚会合でも議論する。

 プラスチックごみの海への流出は世界で年間800万トン以上とされる。海の生き物や鳥が誤ってのみ込んだり、絡まって窒息死したりする被害が相次ぎ、生態系の影響を防ぐ対策が急務だ。


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