熊本の介護施設で11人死亡 常勤医不在の間に

 熊本県八代市の介護老人保健施設「アメニティゆうりん」(定員85人)で、常勤が義務付けられている医師が不在だった昨年2〜5月に、86〜100歳の入所者11人が亡くなっていたことが1日、施設側への取材で分かった。

 介護老人保健施設は、要介護者に医療やリハビリを提供。国は、入所者100人以下の施設では医師を1人以上常勤させるよう求めている。

 施設を運営する医療法人社団「優林会」によると、常勤医が昨年2月上旬に病気で休職。後任を探したが見つからず、5月まで不在になった。その間、法人が経営する別の整形外科医院などと掛け持ちで、社団理事長の医師が対応していた。


  • LINEで送る