千葉大病院見落とし、死者3人に CTミスのがん患者は計10人

 千葉大病院(千葉市)がコンピューター断層撮影装置(CT)検査をした患者のがんを見落とした問題で、同病院は29日、CT画像の確認不足が治療に影響した可能性があるとしていた60代男性が3月、膵がんで死亡したと発表した。一連のミスによる死者は3人目。

 病院によると、新たに70代男性についてもCT画像で原発性肺がんの兆候を見落としていたことが判明し、ミスがあった患者は計10人となった。

 山本修一病院長は「多大な負担とご心痛を掛け誠に申し訳ない。心からおわびする」とした。患者や家族にも謝罪した。


  • LINEで送る