柔道、異例の五輪前年代表決定も 全柔連、選考方針固まる

 全日本柔道連盟(全柔連)は27日、東京都文京区の講道館で常務理事会を開き、来年の東京五輪の代表選考方針を固めた。選手の準備期間確保へ向けて3段階に分け、早ければ11月のグランドスラム(GS)大阪大会後に五輪代表が決まる。柔道代表が五輪前年に決まるのは異例。

 全柔連の中里壮也専務理事によると、出席者から異論はなく、6月4日の理事会で正式に承認される見通し。これまで最重量級の最終選考会を兼ね、体重無差別で争う男女の全日本選手権は選考対象から外れる。

 全柔連は一昨年から世界選手権で早期の代表決定を導入。昨年は男子で大会前年に代表を決め、2連覇につなげた。


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