沈没船不明3人捜索続く、銚子沖 貨物船同士が衝突、事故調査開始

貨物船すみほう丸を調べる運輸安全委員会の船舶事故調査官ら=27日午前、茨城県の鹿島港

 千葉県銚子市犬吠埼沖で26日に貨物船同士が衝突し、愛媛県今治市の勝丸海運の貨物船千勝丸(499トン)が沈没して乗組員1人が死亡、3人が行方不明になった事故で、銚子海上保安部は27日にかけて夜通しで不明者の捜索を続けた。海保によると、千勝丸の船長は「ドンという衝撃を感じ、船に水が入ってきた」と状況を説明。運輸安全委員会の派遣した船舶事故調査官は同日、原因の調査を始めた。

 調査官は午前9時ごろから、茨城県の鹿島港で、千勝丸と衝突した広島県呉市の住宝海運の貨物船すみほう丸(499トン)に入り、艦橋や甲板で船体の状態を確認したり、関係者から話を聴いたりした。


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