コンゴの湖で船沈没、30人死亡 悪天候、200人行方不明

 【ナイロビ共同】アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の西部にあるマイヌドンベ湖で25日、教師らが乗った船が悪天候の中沈没し、少なくとも30人が死亡し、約200人が行方不明になった。AP通信が26日、地元市長などの話として報じた。

 事故では80人以上が助かった。教師たちは給料を受け取りに行く途中だった。道路の状態が劣悪で、船での移動を強いられていたという。

 世界有数の鉱物埋蔵量を誇るコンゴでは政治家の汚職が深刻で、政府の収入がインフラ整備に使われることはほとんどない。道路網は未発達で船が主要な移動手段だが、定員超過や整備不良で沈没事故が相次いでいる。


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