パプアニューギニア首相が辞意 閣僚、与党議員離反相次ぐ

 【シドニー共同】パプアニューギニアのオニール首相は26日、記者会見し、辞任する意向を明らかにした。政権運営を巡って閣僚や与党議員の離反が相次ぎ、退任圧力が強まっていた。オーストラリアなどのメディアが伝えた。

 政府がスイスの銀行と締結した融資契約で必要とされる手続きを取らなかった疑惑などから、与野党議員の間で同氏への不信感が高まっていた。パプアでは国会議員が二重国籍を持つことは認められていないが、オニール氏はオーストラリア国籍も保持しているとのうわさも出ていた。

 オニール氏は、過去に2回首相を務めたジュリアス・チャン氏に首相職を引き継ぐとしている。


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