映画監督の降旗康男さんが死去 「駅」「鉄道員(ぽっぽや)」

中国上海市の映画館に設置された高倉健さん主演の「鉄道員(ぽっぽや)」のパネルにサインする降旗康男監督=2015年6月(共同)

 「駅 STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」など高倉健さんと組んで数々の秀作を生んだ映画監督の降旗康男(ふるはた・やすお)さんが20日午前9時44分、肺炎のため東京都内で死去した。東映が明らかにした。84歳。長野県出身。葬儀・告別式は生前の遺志により近親者で行った。お別れの会は行わない。喪主は妻典子(のりこ)さん。

 1966年に監督デビュー。高倉さん主演の「新網走番外地」シリーズなどを監督した。78年の映画「冬の華」以降、「駅 STATION」「あ・うん」「鉄道員」「ホタル」「あなたへ」など、高倉さんと組んで滋味あふれる人間ドラマを紡ぎ出した。


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