米と台湾の安全保障高官が会談 極めて異例、中国反発も

 【台北共同】台湾の外交や安全保障政策に関する総統諮問機関、国家安全会議のトップ、李大維秘書長が13〜21日に訪米し、ワシントンでボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談していたことが判明した。26日付の台湾各紙が伝えた。国交関係がない米国と台湾の安保担当の高官が会談するのは極めて異例。

 米国には、台湾への圧力を強める中国の習近平指導部をけん制する狙いがあるとみられる。米中は貿易問題などで対立を深めており、中国側が反発するのは必至。

 会談内容や日時は明らかにされていないが、「自由で開かれたインド太平洋」の構築に向けて協議した可能性がある。


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