御嶽噴火、遺族が麓住民と交流会 安全確保で協力

取材に応じる御嶽山噴火災害の被災者家族会「山びこの会」事務局代表のシャーロック英子さん=25日午後、長野県木曽町

 2014年9月に58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山噴火災害の被災者家族会「山びこの会」は25日、御嶽山麓に位置する長野県木曽町三岳地区の住民との交流会を同町で開き、山の安全確保に向けて協力する方向で一致した。

 交流会は非公開で、遺族らと住民計約20人が参加。同会事務局代表のシャーロック英子さん(60)は終了後に「行政側とばかり話し合っていたが、住民が遺族に寄り添う心を持ってくれていると分かり心が和んだ。今後も交流を深めていきたい」と話した。

 出席した三岳地域自治協議会の田元稔会長(72)は「地域としてできることを探したい」と語った。


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