アサンジ被告を新たに起訴、米 表現の自由で議論必至

ジュリアン・アサンジ被告(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米司法省は23日、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告が米政府からイラクやアフガニスタンの紛争などに関する機密文書を不正入手し、暴露したなどとする罪で連邦大陪審が新たに起訴したと発表した。入手情報の公開が罪状に含まれ、表現の自由を保障した合衆国憲法修正第1条の議論を呼ぶのは必至だ。

 トランプ政権は今回の起訴で機密情報の入手や公開に厳しい姿勢を示した形だ。トランプ大統領は政権に不都合な情報を伝えるメディアを日常的に攻撃しており今後、メディアへの圧力強化も懸念される。


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