昆虫搬出未遂の男の刑猶予 南米エクアドルの裁判所

 【サンパウロ共同】南米エクアドルから昆虫やクモなど野生生物の標本を違法に国外へ持ち出そうとして禁錮2年などを言い渡された日本人の男(26)に対し、首都キトの裁判所は23日、禁錮刑の執行を猶予し、在京エクアドル大使館に今後1年間、月に1回出頭することなどを条件に帰国を認める決定をした。

 男は今月9日の判決に従って同国の月額最低賃金の10倍相当である3940ドル(約43万円)の罰金を支払い、主要紙に謝罪広告を掲載。来年6月に、猶予条件の履行状況確認のために再び裁判所に出廷する必要がある。


  • LINEで送る