警視庁、タイへ捜査員派遣 詐欺容疑の15人移送へ

特殊詐欺に関与したとみられる日本人の男15人を移送するため、タイへ出発する警視庁の捜査員ら=22日午前、羽田空港

 タイ中部パタヤで特殊詐欺に関与したとみられる日本人の男15人が不法就労の疑いで逮捕された事件で、警視庁は22日、15人を日本へ移送するため捜査員を現地に派遣した。警視庁捜査2課は詐欺容疑で逮捕状を用意しており、24日にも移送し、逮捕する方針。

 警視庁の捜査員ら約35人は22日午前、羽田空港から現地に向け出発した。

 捜査2課によると、15人は20代〜50代で、いずれも住所不定、職業不詳。タイ警察は3月、パタヤにある一軒家を捜索し、15人を逮捕した。被害者は全国各地に及ぶとみられ、警察庁が4月、捜査員を派遣し、被害の確認を進めていた。


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