中国、交流団体の邦人に懲役6年 スパイ活動を認定

 【北京共同】北京の中級人民法院(地裁)は21日、2016年に中国当局に拘束された日中青年交流協会の鈴木英司理事長に対し、スパイ活動を行ったとして懲役6年と5万元(約80万円)没収の実刑判決を言い渡した。日中関係筋が明らかにした。

 中国で15年以降、スパイ行為に関わったなどとして少なくとも日本人9人が起訴され、判決が出たのは8人目。残るは昨年2月に拘束された大手商社、伊藤忠商事の日本人社員だけとなった。

 鈴木氏は16年7月、シンポジウム開催の打ち合わせなどのため北京を訪れた際に拘束された。中国当局は17年2月に正式に逮捕、同年6月に起訴した。


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