残業代求めヤマト運輸提訴、大阪 男性宅配ドライバー

 本来受け取るべき残業代が支払われていないとして、ヤマト運輸(東京)で宅配ドライバーを務める50代男性社員=休職中=が21日、同社に未払い分など約360万円の支払いを求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、男性は1996年に入社し、大阪府内などで勤務。1日1時間の早出残業をしながらタイムカードは定時に打刻したり、休憩を取得しなかったりした場合の残業代が支払われなかったと訴えている。

 原告の男性は21日に大阪市で開いた記者会見で「これを機にホワイトな企業になることを願う」などと訴えた。ヤマト運輸は「詳細を一切承知しておらずコメントは差し控える」とした。


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